私は、その裏側の電源を入れたい。

なぜ不条理と笑いを結びつけたのか。

今回も、雑誌「pen」、2009年8月号からです。実はこの雑誌の鳥居さんの写真に魅せられましてね。単に見開き2ページなんですけど。1ページが写真に使われていて、どこか古い喫茶店の隅の席で鳥居さんが本を広げている、というものです。ちょっと、他の雑誌ではお目にかかれない素の表情で、気に入ってます。

安部公房の『壁』が好きだという鳥居さんは、不条理と笑いについて、次のように、がらにもなく真面目に語っています。

「一般に、笑いには明確な推理スイッチがあります。けれど私は、その裏側の電源を入れたい。普通の笑いはまぶしすぎるから」わからないことを「シュール」という言葉で簡単に片付けないでほしいという。

とても知的かつ深淵な発言ですね。やはりご自分の独自性には強く意識されてるのでしょうね。そうです。鳥居さんのような「シュール」なネタをやる芸人さんはほとんどいません。いたとしても地下に潜っているのでしょう。鳥居さんのネタは、かなり危ない橋を渡っているものが多いですが、これからもその方向でお願いしたいものです。

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2011年5月29日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:雑誌

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